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2013年3月6日水曜日

欧州市場サマリー(5日)

1348GMT 4日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3049/1.3048 1.3025
ドル/円<JPY=> 93.09/93.08 93.46
ユーロ/円<EURJPY=> 121.43/121.4 121.76
<p />5日終値 前営業日終値
株 FT100 6431.95(+ 86.32) 6345.63
クセトラDAX 7870.31(+178.63) 7691.68
<p />金 現物午後値決め 1579.75 1574.25
<p />先物
3カ月物ユーロ(3月限) 99.81 (‐0.01) <FEIH3>
独連邦債2年物(3月限) 110.71 (‐0.06) <FGBSH3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(3月限) 127.55 (‐0.17) <FGBMH3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(3月限) 145.07 (‐0.44) <FGBLH3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(3月限) 133.74 (‐0.96) <FGBXH3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 0.058 (0.037) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.452 (0.418) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.453 (1.420) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.320 (2.287) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> 米国での底堅い経済指標や株価の値上がりに反応し、ユーロが対ドルで値を消しているほか、ドルは対円で下げ幅を縮小している。

2月の米供給管理協会(ISM)非製造業総合指数は56.0に上昇、2012年2月以来の高水準となった。
新規受注や輸出受注がともに拡大し、「市場では好調な米指標がドルにとって好材料と受け止められている」(BKアセット・マネジメントのボリス・シュロスバーグ氏)。

ユーロ/ドルは0.1%安の1.3017ドル。
ドル/円は0.1%安の93.39円。

<株式> ロンドン株式市場は急反発し、約5年ぶりに6400を上回る水準で取引を終えた。
堅調な企業決算や主要中銀の金融緩和が継続するとの見方が追い風となった。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値ベースで2008年1月以来の高値をつけた。

好決算を手掛かりに金融・鉱山株の上昇が目立った。
エクストラータ<XTA.L>は評価損の影響を除いた利益が市場予想を上回って6.8%上昇。
合併を予定しているグレンコア<GLEN.L>も5.7%上昇した。

銀行セクターは、2012年決算が過去最高益となったスタンダード・チャータード(スタンチャート)<STAN.L>が3.2%高で上げをけん引した。
同行の好決算は、新興国をはじめとする世界の成長見通しにとっても明るい材料と受け止められた。

米国では連邦準備理事会(FRB)当局者が積極的な金融緩和を当面継続する考えを表明しているが、今週政策決定会合を開く欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(英中銀)、日銀も超緩和策を維持すると予想されている。

欧州株式市場は大幅高。
企業の明るい業績見通しや主要中銀による金融緩和が継続するとの見方が追い風となった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は20.66ポイント(1.77%)高の1189.02と、4年半ぶりの高値で引けた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は63.24ポイント(2.41%)高の2683.02。

前日に米連邦準備理事会(FRB)のイエレン副議長が当面は異例の金融緩和が継続するとの見方を示したのに続き、今週政策決定会合を開催する欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(英中銀)、日銀はいずれも超緩和策を維持すると予想されている。

一部では追加緩和を予想する向きもあり、市場は英中銀による国債買い入れ枠の増額、ECBにより利下げをそれぞれ40%、10%の確率で見込んでいる。

米ダウ工業株30種<.DJI>が過去最高値を更新したことに加え、2月の米供給管理協会(ISM)非製造業部門指数が2012年2月以来の水準に改善したことで、欧州株式市場でも買いが加速した。

個別銘柄では、業績見通しが好感されたドイツポスト<DPWGn.DE>が5.8%高、英エネルギーサービスのウッド・グループ<WG.L>は7.9%高となった。

伊自動車大手フィアット<FIA.MI>は、2013年目標を確認したことで5.9%急伸した。

合併を計画しているグレンコア・インターナショナル<GLEN.L>とエクストラータ<XTA.L>は決算が支援し、5.7%、6.8%それぞれ上昇した。

<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが低下した。
同国の政治危機がくすぶる一方で、欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れ計画が下支えとなり一段の売りが食い止められ、高利回りの債券への見直し買いが入った。

イタリアの10年債利回りは13ベーシスポイント(bp)低下して4.75%となった。

ただ、総選挙後の政治をめぐる不透明感で、借り入れコストは選挙前の水準を依然30bp上回っている。

メリオン・ストックブローカーズの首席エコノミスト、アラン・マケイド氏は、目先の相場に引き続きやや神経質だが、必要に応じてECBが防波堤の役割を果たすという市場期待があると解説する。

その上で「利回りが上昇すると言うかもしれないが、そうすればECBが何かしらの行動に出る可能性がある」と話した。

よりリスクが高いとされる資産へのシフトで、ドイツ連邦債は売られた。
10年債先物は、48ティック安の145.03で清算した。

RBCキャピタルマーケッツのアナリストは、ドイツ連邦債がさらに下落すると予想、7日のECB理事会に向けて、5年債で価格下落を見越したショートポジションを勧めた。

RBCの欧州金利戦略部門の責任者、ピーター・シャフリック氏は、債券市場がさらに動くには、ECB中銀預金金利の引き下げがかなり織り込まれる必要もあるとみる。

ECBはマイナス金利は可能としているが、実際にそうした決定が近々なされるかについて市場の見方は分かれる。

シャフリック氏は「ECBが7日に中銀預金金利を引き下げるかは疑わしいし、マイナス金利への市場期待が高まるとは予想していない」と述べた。

[東京 6日 ロイター]

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