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2013年5月13日月曜日

ドル上昇、101円台後半=午後は伸び悩む〔東京外為〕(13日午後5時)

13日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前週末の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で表立った円安批判が出なかったことから上昇した。
朝方には2008年10月21日以来約4年7カ月ぶりに1ドル=102円台を付けたが、午後にかけては利益確定売りに伸び悩んだ。
午後5時現在は101円62~62銭と前週末(午後5時、101円36~37銭)比26銭のドル高・円安。
朝方の外為市場は、G7で円安が容認されたとの見方から102円10銭台まで上昇。
東京市場に入ってから買いは一巡し、仲値にかけて101円90銭前後でもみ合った。
午後に入ると、中国の主要経済指標がやや低調な結果となったため、クロス円が下落。
ドル円も日経平均株価の上げ幅縮小や金利高を眺めて売り戻された。
甘利明経済財政担当相が記者団に「過度の円高も円安も経済にマイナスだ」と語ったことから、「円安に警戒感を示したものとして材料視された」(大手邦銀)との見方もあった。
欧州勢が参加し始める時間帯には、101円60銭前後で売買が交錯している。
市場では、欧米時間に発表される4月の米小売売上高、3月の米企業在庫などの経済指標が注目されている。
「米景気次第では週内に103円台半ばが視野に入る」(先の大手邦銀)とみられている。
ただ、「上昇ピッチが急過ぎる。
(ドル高・円安の動きは)徐々に緩やかになってくる」(銀行系証券)との声も少なくない。
このほか、欧米時間にはユーロ圏財務相会合、BIS中銀総裁会議が予定されている。
ユーロは対円で小幅上昇、対ドルで下落して始まった後は、小動き。
午後5時現在は1ユーロ=131円74~75銭(前週末午後5時、132円12~14銭)、対ドルで1.2961~2963ドル(同1.3035~3035ドル)。

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