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直近の決算発表予定

2013年5月13日月曜日

証券ディーラー「プロの視点」(5/13)

■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■週末開催のG7通過後も円安基調は変わらず。
前営業日に続いて買い優勢の展開となった本日の株式相場ですが、前営業日に為替相場の1ドル100円の大台突破で買い進まれた外需関連に加え、本日では金融緩和関連が賑わうなど、中核銘柄物色は好循環。
株価指数も上値を追う動きとなっています。

日経平均株価は大幅続伸。
本日では節目14800円台を回復する場面もありました。
後場では利益確定売りが出たものの、大引け前には押し目買いが確認されるなど、先高感の強い推移となっています。

さて、前営業日配信版では「このままSQ値キープ続くか? 好業績株を選び抜け!」と題していました。

前営業日には寄り付き算出のSQ値14601.95円を意識した展開が日中も続いていたこともあって「目先はSQ値14601.95円をキープライスとして水準を探る展開となるのではないでしょうか」とも記していましたが、G7通過後も円安基調が継続したことで、連日買い優勢の流れとなっています。

前営業日のSQ値押し上げ要因ともなった決算銘柄でも、本日では電気機器業などで活躍銘柄が出現。
さらに週末開催の主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)にて、各国中銀の緩和スタンスに理解を示す観測が強まったことで、銀行業や証券業など金融緩和関連も好調に推移しました。

中核銘柄の物色も循環が効いていることから、今後も好地合い継続が期待できそう。
さらに今週半ばにも決算開示が一巡してくることもあり、個別材料性に左右されにくい分、さらに手掛けやすくなってきます。

さて、先週水曜日配信版より、決算シーズン後の「投資対象の切り替え」を指摘し、今後は業績の悪いものを売って、業績の良いものに乗り換える「選別物色」が進むとの見方を示していました。

その先週水曜日となる5月8日前引け後配信の電話会員情報で買い推奨していた日野自動車<7205>が本日目標株価を達成しています。
同社株の決算開示は先月25日と早めでしたが、そのあとに開示した同業の決算などとの比較もあり、ここにきて一段と上げ幅が加速してきました。

今後は、これまで開示された決算のなかから、上昇持続の見込まれる「好業績株」に投資資金がシフトしていくことでしょう。

そこで、明日販売締め切りの「厳選5銘柄付き市況分析レポート」のテーマも選別物色でクローズアップされる好業績株に着目した「アナリストが大抜擢! 決算発表で解った【本当の好業績株!】」を採用。
市況分析に基づく銘柄選別のポイントをまとめていますので、ぜひ確認してみてください。
■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■昨晩の米国市場は上昇。
週末開催の主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)も各国中銀の緩和スタンスに理解を示す観測が強まり、買い優勢の流れとなっています。

前営業日にはフィラデルフィア連銀総裁による金融緩和縮小観測が伝わり、売り優勢の流れとなったものの、この日から開催されている主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では各国中銀の緩和スタンスに理解を示す観測が強まり、見直し買いを誘いました。

ダウ構成銘柄では、HP、ユナイテッドヘルス、シスコシステムズ、メルク、バンカメらが上昇、値下がりはキャタピラー、アルコアなど7銘柄に限られており、買い優勢の展開となっています。

ダウ平均株価は、前営業日比35.87ドル高の15,118.49ドル。
ナスダック総合指数は27.41ポイント高の3,436.58ポイントで取引を終えました。

為替相場では、週末開催のG7で各国中銀の緩和スタンスに理解を示す観測が強まり、円安基調が継続。
週末にも円安牽制発言は聞かれず、週明けの東京時間帯早朝では、1ドル101円台後半、1ユーロ132円台前半の円安水準で取引されています。

東京株式市場では、先週末開催のG7を通過、目立った円安牽制がなかったことで円安基調が続き、買い先行の立ち上がり。
日経平均株価は14759円の続伸スタートに。

寄り付き後は、円安推移の見られた為替相場で円買い圧力が見られなかったことから、日経平均株価が節目14800円台を回復。
利益確定売りをこなしながらジリ高商状となりました。

後場からは、為替相場で円買いが散発。
利益確定売りも出ており、日経平均株価が節目14800円を割り込んだものの、大引け前には押し目買いを集める動きも見られています。

日経平均株価終値は、174.67円高の14,782.21円。
東証1部の売買代金は概算で4兆1272億円。
東証1部の売買高は概算で53億85万株。
値上がり銘柄は945(55%)に対し値下がりは682(39%)、変わらずは86(5%)となりました。
■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■週末開催のG7通過で各国中銀の金融緩和スタンスに理解を示す姿勢が確認されたことで、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>らが一斉高。
証券業の野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>も好調に推移するなど、金融緩和関連物色が目立っています。

全市場の売買代金上位には低位金融のアイフル<8515>が進出。
決算評価のオリコ<8585>、大証所属のアプラスフィナンシャル<8589>も物色を集めるなど、ディーリング資金集中が確認されました。

また、決算評価でパナソニック<6752>、日立<6501>の電気機器が好調。
決算期待でシャープ<6753>、円安推移でソニー<6758>などもしっかりで、自動車のトヨタ<7203>、マツダ<7261>などとともに国際優良株も買われています。

セクターでは、証券業の野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>が業種別株価指数騰落の値上がり率最上位に。
三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>の銀行、アイフル<8515>、オリコ<8585>のその他金融、所属全銘柄が上昇した保険など金融関連が物色されました。

決算人気の見られたクボタ<6326>の機械、トヨタ<7203>、マツダ<7261>の自動車、パナソニック<6752>、日立<6501>の電気機器も続いています。

一方、決算売りに押された国際石油開発帝石<1605>の鉱業、王子ホールディングス<3861>、レンゴー<3941>の紙パルプ、住友倉庫<9303>、三井倉庫<9302>の倉庫運輸が値下がり上位となりました。

個別では、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が連日のストップ高。
自社株買いのNTT<9432>、決算人気の三菱マテリアル<5711>、島津製作所<7701>の物色が目立っています。

新興市場では、軽量級のコロプラ<3668>、enish<3667>、オイシックス<3182>、ドリコム<3793>、クルーズ<2138>などが活躍しました。

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