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2013年5月23日木曜日

欧州市場サマリー(22日)

1222GMT 21日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2917 1.2905
ドル/円<JPY=> 103.10 102.46
ユーロ/円<EURJPY=> 133.19 132.26
<p />22日終値 前営業日終値
株 FT100 6840.27(+36.40) 6803.87
クセトラDAX 8530.89(+58.69) 8472.20
金 現物午後値決め 1408.50 1360.75
先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.81 (+0.00) <FEIM3>
独連邦債2年物(6月限) 110.79 (+0.03) <FGBSM3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 126.45 (+0.15) <FGBMM3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 144.60 (+0.27) <FGBLM3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 133.12 (+0.44) <FGBXM3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 -0.006 (0.008) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.413 (0.440) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.375 (1.410) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.320 (2.348) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ドルがユーロに対して下落している。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控え、ドルの取引を手控える動きが出ている。

市場では、インフレも落ち着くなか、バーナンキ議長はFRBの超金融緩和政策を続ける意向を改めて表明するとの観測が出ている。

ユーロ/ドルは0.1%高の1.2919ドル。

ドル/円は0.6%高の103.09円で、17日につけた4年半ぶり高値の103.30円近辺となっている。

ユーロ/円は一時、3年半ぶりの高値となる133.30円をつけた。

本邦投資家が、より高い利回りを海外に求める動きを強めれば、円に一段の下押し圧力が掛かるとの見方も聞かれる。

<株式> ロンドン株式市場は続伸し13年ぶり高値を更新した。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で量的緩和の早期縮小を示唆しなかったことを好感した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は36.40ポイント(0.53%)高の6840.27。
一時6875.62まで上昇し2000年1月以来の高値をつけた。

バーナンキ議長はこの日、上下両院合同経済委員会で行われた証言で、経済の勢いを示す徴候がさらに増えなければ緩和ペースを縮小することはできないと述べ、債券買い入れの早期縮小に向けた用意があることを示さなかった。

議長証言を受けて相場は上昇したが、質疑応答で議長が緩和策の出口戦略に言及したことを受け、上げ幅を縮小した。

景気に敏感な銀行株や鉱山株の上げが目立った。
1年ぶりの大幅減となった4月の英小売売上高には反応薄だった。

ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は2.3%高。
RBS<RBS.L>も一時マイナス圏に沈んだ後、戻し2.2%高で引けた。
両行は、政府支援脱却に向けた資本増強計画で当局と合意した。

銅価格が6週間ぶり高値をつけるなか、鉱山株<.FTNMX1770>は1.6%上昇した。

欧州株式市場は上昇し、主要株価指数は5年ぶりの高値を更新した。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で景気が改善するまで刺激策を維持する姿勢を示したことが好感された。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.06ポイント高の1256.28と、終値としては5年ぶりの高値で終了。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は13.36ポイント高の2835.01で引けた。

エクサーヌBNPパリバの世界株式戦略部門を率いるイアン・リチャーズ氏は、「世界的な流動性により、その他の懸念が抑えられている状況が続いているため、このところの株価上昇は持続不可能なものとは考えていない」とし、「流動性による支援は永遠に続くわけではないが、経済活動が上向くまでは継続されると推測される」と述べた。

バーナンキFRB議長は議会証言で、FRBの政策は経済に恩恵をもたらしているとし、時期尚早な金融引き締めには大きなリスクが伴うとの考えを示した。

この日は流動性と経済活動が改善すると買われる傾向のある素材株などが上昇。
銀行株も買われ、STOXX欧州銀行株指数<.SX7P>は0.6%上昇した。

独流通大手メトロ<MEOG.DE>は約10%高。
モルガン・スタンレーが同社に対する投資判断を「イコールウエイト」から「オーバーウエイト」に 引き上げたことが好感された。

<ユーロ圏債券> バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で債券買い入れの継続を示唆したことを受け、独連邦債が上昇した。

この日行われた独10年債入札で応札倍率が平均を上回ったことや、他のFRB当局者によるハト派的な発言で米金融緩和縮小の観測が後退したことを受け、独連邦債はバーナンキ議長の証言が始まる前から買われていた。

議長は冒頭発言で、FRBの金融政策は依然として経済に大きな効果をもたらしており、早計な引き締めには多大なリスクが伴うとの認識を示した。
ただ、その後の質疑応答では、雇用市場の改善継続を確認し持続可能と確信すれば、向こう数回の会合で資産買い入れのペースを縮小することが可能と発言し、段階的な緩和縮小に含みを残した。

メリオン・ストックブローカーズの首席エコノミスト、アラン・マクエイド氏は「バーナンキ議長は、経済状況に応じて債券買い入れを拡大または縮小させる可能性に含みを残した」とした上で、「雇用市場の改善が数カ月間持続しない限り量的緩和(QE)の縮小はないだろう」と指摘。
米金融緩和継続がユーロ圏中核国の債券を下支えするとの見方を示した。

独連邦債先物は27ティック高の144.60で清算。
一時は87ティック上昇し145.20をつける場面もあった。

独10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)低下の1.39%。
アナリストの間では、23日発表のユーロ圏製造業関連指標が域内経済の見通しをさらに悪化させる内容になれば、利回りは一段と低下するとの見方が出ている。

ドイツ政府がこの日実施した10年債入札は応札倍率が1.6倍と、今年の平均の1.47倍を上回り、流通市場での独連邦債の上昇を支えた。
このところの利回り上昇で投資妙味が高まった可能性が高い。
平均落札利回りは1.41%となり、4月入札時の1.28%から上昇した。

周辺国債ではイタリア10年債利回りが2bp低下の3.92%、スペイン10年債利回りは横ばいの4.20%。

スペインは23日の国債入札で最大40億ユーロの調達を目指す。

[東京 23日 ロイター]

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