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2013年5月10日金曜日

欧州市場サマリー(9日)

1354GMT 8日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3097 1.3151
ドル/円<JPY=> 99.310 98.990
ユーロ/円<EURJPY=> 130.08 130.19
<p />9日終値 前営業日終値
株 FT100 6592.74(+ 9.26) 6583.48
クセトラDAX 8262.55(+12.84) 8249.71
金 現物午後値決め 1465.50 1468.00
先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.80 (+0.00) <FEIM3>
独連邦債2年物(6月限) 110.77 (+0.02) <FGBSM3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 126.72 (+0.09) <FGBMM3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 145.89 (+0.04) <FGBLM3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 136.40 (‐0.04) <FGBXM3><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.009 (0.014) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.332 (0.342) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.268 (1.268) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.189 (2.183) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ドルが対円で上昇、0.3%高の99.31円近辺で推移している。
週間の米新規失業保険申請件数が約5年半ぶりの低水準となったことがドルを後押ししている。

ユーロはドルに対して下落。
予想を下回るスペイン国債入札などがユーロ売りにつながっている。

<株式> ロンドン株式市場は小幅続伸、5年半ぶりの高値を更新した。
市場関係者の間では、各国中央銀行の景気支援策で相場の上昇が続くとの見方が広がっている。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は9.26ポイント(0.14%)高の6592.74。
2008年初め以来の高値水準となった。

同指数は年初から12%近く上昇している。
各国中銀の流動性供給や金利引き下げ、債券利回りの低下で、より高い利回りを求めて株式に投資資金が流れている。

スプレデックスのトレーダー、マックス・コーエン氏は「FT100種指数は現状の水準で安定しているようだが、上昇トレンドも依然残っている」と話した。

信用データ会社のエクスペリアン<EXPN.L>が6.4%上昇して相場を押し上げた。
増益となった通期決算を好感した。

テクニカル分析チャートによると、FT100種総合株価指数は6610付近が抵抗線となっている可能性がある。

欧州株式市場は小反落。
最近の上昇を受け、ディフェンシブ銘柄に利益確定売りが出た。
ただ、テクニカル上の支持線を支えに強気相場を維持し、引き続き数年ぶりの高値付近にとどまっている。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.28ポイント(0.02%)安の1229.15。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は11.46ポイント(0.41%)安の2773.16。

公益株<.SX6P>は0.5%安。
イタリアのガス輸送スナム<SRG.MI>が5.1%下落し、同セクター全体を圧迫した。

イタリアFTSE・MIB指数<.FTMIB>はアンダーパフォームし、1%下落した。
銀行株が同指数を約100ポイント押し下げた。

ポポラーレ・ディ・ミラノ銀行<PMII.MI>は8.9%下落し、同指数の下げを主導。
同行の株式会社への転換計画の遅れや撤回をめぐる懸念が高まっている。

3月のイタリアの国内銀行が抱える不良債権が、2011年12月以来の高水準となったことも悪材料となった。

一方、独クセトラDAX指数<.GDAXI>は過去最高値を更新。
他の欧州市場をアウトパフォームし、0.2%高で取引を終えた。

<ユーロ圏債券> スペインが近々シンジケート団を通じて国債をさらに売り出す可能性があるとの憶測が流れるなか、同国債利回りが上昇した。
憶測をめぐって当局者による確認は取れていない。

スペインがこの日実施した中期債入札では利回りが大幅に低下。
調達額が目標を多少上回る一方、引き合いはやや弱めとなったが、全般的には依然底堅い結果と受け止められた。

あるトレーダーは「入札結果はまずまずだったが、シ団に絡む国債案件で来週にも動きがあるとのうわさが広がった」とした上で、短期間に大量の国債が発行されていることに加え、利回り低下の速度や程度が行き過ぎていると捉えられていることが利回り上昇につながったのではないかと話した。

10年物のスペイン国債利回りは9ベーシスポイント(bp)上昇し4.20%。
入札前は4.10%近辺で推移していた。
ただ昨年半ばにつけていた7.8%程度と比較すると大幅に低下している。

独連邦債先物は4ティック高の145.89。

スペイン以外の周辺諸国を見ても、今月の国債発行の動きに底堅さがうかがえる。
ポルトガルが7日行った約2年ぶりとなる10年国債の発行は、調達額の30億ユーロを大きく上回る100億ユーロ以上の需要が集まった。

また前週にはスロベニアが、ムーディーズによるジャンク(投機的)等級への格下げでいったん中止していた期間5年・10年のドル建て国債入札を実施し、総額35億ドルを調達している。

こうしたなか、ギリシャのストゥルナラス財務相は9日、同国が2014年末ごろに国債市場に復帰することを望んでいるとの考えを表明した。

ディストレス債を扱うエクゾティクスのエコノミスト、ガブリエル・スターン氏は、財務相の考えについて「一つのシナリオではあるが、個人的には基本シナリオとは見ていない。
利回りの低下が実体経済の成長にどの程度波及していくかによる」と述べた。

10年物のギリシャ国債利回りはこの日4bp低下し9.70%。
一時9.44%と債務再編後の最低水準をつけた。
昨年6月の30%超と比較すると大幅に低下している。

[東京 10日 ロイター]

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