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2013年5月10日金曜日

<東証>一時400円高 円相場下落を受け

10日午前の東京株式市場は、外国為替市場で円相場が一時、1ドル=101円台まで下落したことを受け、大幅高となった。
日経平均株価の上げ幅は一時、前日比400円を超え、1万4600円台を回復。
取引時間中としては08年1月7日以来、約5年4カ月ぶりの高値水準をつけた。

9日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均はわずかに下落した。
しかし雇用に関する指標が改善したことで急速にドルが買われ、大きな節目となる1ドル=100円台に乗せた。
このため東京市場では、円安に伴う企業業績の改善期待が高まり、輸出関連銘柄を中心に買い注文が集まった。

午前11時現在、東証1部の約7割の銘柄が上昇。
円安で採算改善が期待できるニコンやシャープなどの精密機械、電機株や、トヨタ自動車、マツダなどの自動車株が大幅高。
三井不動産、住友不動産など内需関連株も上昇した。
野村ホールディングスなど証券株も買われた。

発表が本格化している13年3月期の企業決算はおおむね堅調。
来月策定される政府の成長戦略への期待感もあることから「来月に向けて1万5000円を超えてもおかしくない」(大和証券の高橋卓也日本株シニアストラテジスト)との声も聞かれた。
【山口知】

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