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2012年9月20日木曜日

円、78円台前半〔ロンドン外為〕(19日)


【ロンドン時事】19日のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の追加金融緩和を受けた円売りが一巡し、1ドル=78円台前半へじり高の展開となった。
午後4時現在は78円25~35銭と、前日午後4時(78円55~65銭)比30銭の円高・ドル安。


日銀はこの日の金融政策決定会合で追加金融緩和を決定、国債などを買い入れる基金の規模を10兆円拡大した。
これを受け東京市場では、「予想以上の追加緩和」(市場筋)として円売りが加速、ドル円は一時79円20銭台と約1カ月ぶりの安値水準まで下落した。


ただ中間期末を迎えた輸出企業の円買い・ドル売り圧力も強く、当市場入り後はじりじり下値を切り上げる展開。
米国の緩和姿勢を背景とするドル売りも根強く、結局前日と比べて円高方向に振れた。
もっとも市場からは、「今回の追加緩和により政府・日銀は円売り・ドル買い介入に踏み切りやすくなる」(邦銀筋)として円の上値は限られるとの見方が出ていた。


一方、朝方売られたユーロは、スペインやイタリア国債の利回り低下もにらみ午後に入って買い戻された。
スペインによる欧州中央銀行(ECB)の国債購入要請をめぐる不透明感があるものの、積極的に売り込む動きは見られず、むしろ1ユーロ=1.30ドル台近辺での底堅さを示す格好となった。


ユーロの対ドル相場は午後4時現在1ユーロ=1.3050~3060ドル(前日午後4時は1.3050~3060ドル)。
対円では同102円15~25銭(102円60~70銭)。
他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.6215~6225ドル(1.6250~6260ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9270~9280フラン(0.9280~9290フラン)。

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