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2012年11月13日火曜日

ドル反落、79円台前半=ユーロ下落を受けて〔東京外為〕(13日午後5時)

13日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、ギリシャ支援の正式決定が持ち越されたことからユーロが下落したことになびいて反落した。
午後5時現在は1ドル=79円28~30銭と前日(午後5時、79円45~46銭)比17銭のドル安・円高。

朝方の東京市場は79円60銭台で始まったが、その後は伸び悩む展開。
午後に入ると、ユーロ下落になびいて79円30銭前後に沈み、欧州勢が参加し始める時間帯も弱含んでいる。
「アジア株が総じて低迷している上、欧米株式先物も軟調に始まった。
リスクオフの流れで円が買われている」(外為アナリスト)との声が聞かれた。

市場では、衆院解散・総選挙に対する警戒感が強まっている。
「朝方は材料視されて少しドル高・円安方向に傾いたものの、次期政権に関しては不透明感が残る。
まだ相場の材料として長続きしにくい」(山下えつ子・三井住友銀行市場営業統括部チーフエコノミスト)との指摘があった。

ユーロは軟調に始まった後、昼にかけて下落。
午後も上値が重い展開が続いている。
市場では「ギリシャ問題の不透明感が払拭(ふっしょく)できていない上、欧州の景況感も悪化している。
一時的なショートカバーがあっても、ユーロを反転させる力がない」(FX業者)として、20日のユーロ圏臨時財務相会合の行方が注視されている。
午後5時現在は1ユーロ=100円59~61銭(前日午後5時、100円96~99銭)、対ドルで1.2686~2691ドル(同1.2708~2710ドル)。

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