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2013年1月25日金曜日

ドル急伸、90円台半ば=追加緩和期待などで〔東京外為〕(25日午後5時)

25日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、海外景気の改善や日銀の追加金融緩和への観測で急伸し、一時2010年6月22日以来約2年7カ月ぶりに1ドル=90円60銭台を付けた。
午後5時現在は90円53~54銭と前日(午後5時、89円26~28銭)比1円27銭のドル高・円安。
朝方の外為市場は、ドル買いが一気に強まった海外の流れを引き継ぎ、オセアニア時間に90円69銭まで上昇した。
その後は昨年12月の消費者物価指数(生鮮食品除く)が2カ月連続でマイナスとなり、2%上昇の物価目標を掲げる日銀がさらなる追加緩和を迫られるとの見方もドル円の上昇を後押しした。
仲値にかけては輸出企業の売りに押されたが、売り一巡後は堅調を維持。
欧州勢が参加し始める時間帯は90円50銭前後で推移している。
市場では「世界経済に対する懸念が後退する中、リスク選好姿勢が逃避先通貨としての円を売る動きにつながった」(大手外銀)とされる。
「株式市場次第では、海外時間中に91円を突破してもおかしくない」(外資系証券)との声も聞かれた。
欧米時間には、1月の独IFO景況感指数、12月の米新築住宅販売などが発表されるほか、開催中のダボス会議では通貨安競争に絡む発言が注目されている。
ユーロは対円で大きく上昇、対ドルで小幅高で始まった後は、方向感に欠ける展開が続いていたが、欧州勢参入後にストップロスを巻き込みながら急伸する場面があった。
11年4月28日以来約1年9カ月ぶりとなる1ユーロ=121円台まで値を上げている。
午後5時現在は121円40~42銭(前日午後5時、118円75~77銭)、対ドルで1.3407~3412ドル(同1.3299~3301ドル)。

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