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2013年1月25日金曜日

NY株、5日続伸=アップル失望にも指標好感〔米株式〕(24日)☆差替

【ニューヨーク時事】24日のニューヨーク株式相場は、雇用関連の米指標が好調だったことを好感し、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比46.00ドル高の1万3825.33ドルと5営業日続伸、約5年3カ月ぶりの高値を更新して終了した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は、アップルの決算を受けた失望売りが重しとなり、同23.29ポイント安の3130.38と反落した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3833万株増の6億7602万株。
朝方発表された米国の19日までの1週間の新規失業保険申請件数は季節調整済みで33万件と、2008年1月以来の低水準を記録。
雇用市場が順調に回復していることを裏付けた。
また、民間有力調査会社コンファレンス・ボードによる12月の景気先行指標総合指数も市場予想を上回ったため、景気の先行き期待を背景に買いが優勢となった。
しかし、時価総額で最大のアップルの株価が12%超下落し、相場の上値を抑えた。
前日引け後に発表した12年10~12月期決算は、主力のスマートフォン「アイフォーン」やタブレット型多機能携帯端末「アイパッド」の販売台数が大幅に伸びたにもかかわらず、純利益はほぼ横ばい。
販売のけん引役となったのはアイフォーンの旧型やアイパッドの小型機などの価格を抑えた機種で、これまで同社が謳歌(おうか)してきた高い利益率に陰りが出ていると受け止められた。
スマホの主戦場が新興国に移り、グーグル陣営との競争が激化する中で、高価格帯の製品に軸足を置くアップルの戦略が崩れるとの懸念が高まりつつある。
ただ、投資家心理への影響が大きいアップル株が急落しても、市場が底堅さを保ったことを評価する声も聞かれた。
企業決算は総じて堅調な内容となっているほか、懸案の債務問題をめぐっては連邦債務上限が事実上3カ月間引き上げられる運びとなり、市場には「(心理的な)余裕が生まれている」(大手証券)。
そのため、「マクロ指標に素直に反応しやすい地合になっている」(同)との指摘が出ていた。
個別銘柄では、オンラインDVDレンタルのネットフリックスが42.2%高と急騰。
市場予想を上回る決算が好感された。
前日大幅高となったIBMは小幅反落した。

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