【編集部から】
日本株相場が上昇するにつれ、証券業界が活気づいています。ある証券会社の幹部 は、「昨年12月と今年1月の2カ月で、昨年4〜11月の8カ月分の手数料収入を上回 った」と、笑顔を見せていました。別の大手証券の役員は「円相場は1ドル=120円 、日経平均株価は2万円」と強気の見通しを示していました。 ここまでくると苦笑を禁じ得ませんが、証券マンのこの手の強気節を聞くのは本当 に久々です。ここ数年、株式担当者のコメントは暗いものばかりでした。この先に予 想される材料をみても、弱材料より強材料の方が多く、前述の予想ほどではないにせ よ、1ドル=95円、日経平均1万2000円という水準は、射程距離に入ってきたように 思えます。なにせ主要経済閣僚が3月末の日経平均は1万3000円と、のたまうご時世 です。生損保など機関投資家の期末売りが一巡すれば、需給関係も一段と改善するの ではないでしょうか。 今後は日銀の金融政策決定会合、米大統領の一般教書演説、G20、日銀総裁人事、 イタリア選挙など中規模クラスの株価材料が目白押しです。節目節目で相場の機微を 伝える記事を、日経電子版マーケットは掲載していきます。引き続きご愛読いただけ れば嬉しいです。 (マーケット編集長 鈴木亮) 【注目の新着記事】
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