【編集部から】
前任の鈴木と交代し、4月から編集長になりました深田です。よろしくお願いいた します。さて、新しい年度は、株価が大きく下げてのスタートとなりましたが、市場 関係者の見方は、一時的な調整ということで一致しているようです。 調整の長さや深さは当座、日銀の金融政策決定会合を受けて、為替がどう動くかに よるのでしょうが、私は円安効果に隠れてあまり目立たない企業の地力の改善が、株 価を支える要因として見逃せないと思っています。 2008年のリーマン・ショック後、日本企業は収益構造の抜本的な改善に取り組んで きていて、昨年末来の円安効果による株価の上昇は、数年越しの収益改善努力が実を 結び始めるのとタイミングが重なっているところがあります。 「GEとシーメンスに何が劣るのかをかなり研究してきた。(利益率の高い)アフ ターサービス事業の強化が欠かせない」という三菱重工業しかり、コストダウンで「 1ドル=79円の円高下でも利益が出る」ところまできて、さらに大がかりな部品共通 化に踏み出すトヨタ自動車しかりで、同じような企業は少なくありません。 コメントは2月上旬の「経営トーク」(電子版マーケット)から引きました。こう した経営努力が今期の業績見通しにどう反映されるのか。4月下旬からの決算発表を 前に、アーカイブの記事をじっくりお読みいただくのも面白いかとおもいます。 (マーケット編集長 深田武志) ◆三菱重工、宮永新社長「日立との火力事業の統合で欧米大手に対抗」(経営トーク) http://mx.nikkei.com/?4_78197_4619_1 ◆トヨタ伊地知取締役「1ドル79円でも利益、筋肉質な体質作る」(経営トーク) http://mx.nikkei.com/?4_78197_4619_2
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