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2013年3月8日金曜日

ドル急反発、94円後半=米雇用統計の改善期待で〔東京外為〕(8日午前9時)

8日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、今夜発表の2月米雇用統計の改善期待が広がり、ドル=94円台後半に急反発している。
午前9時現在、94円88~91銭と前日(午後5時、93円96~96銭)比92銭のドル高・円安。
前日の欧米市場では、ECBの金融政策が現状維持となり、ドラギ総裁が会見で先行きに楽観的な姿勢を示したことからユーロが上昇。
これに伴ってドル円も上昇基調となった。
その後、米週間失業保険申請件数が34万件と前週から減少し、雇用改善期待が強まり、ドル円は95円台に乗せた。
東京市場の早朝はやや緩み、94円80銭付近で推移していたが、その後に再び買いが強まっている。
ドル円が95円台に乗せたことによる達成感や実需の売りなどが出る可能性はあるが、「景気回復期待から米長期金利は2%に上昇しており、日米金利差の拡大からドル円は底堅い」(大手邦銀)とし、調整的に売られても「ドル円の下げ幅は限られるのではないか」(FX業者)との見方が多い。
今夜の米雇用統計に対しては、おとといのADP全米雇用報告や前日の週間失業保険申請件数の良好な内容を受け、強い結果になるとの見方が多いが、「ADPとの相関は薄く、逆に弱い内容になる恐れもあり、日中は大きく動けないだろう」(別の大手邦銀)との声も聞かれる。
ユーロは対円、対ドルで大幅上昇。
午前9時現在、1ユーロ=124円39~40銭(前日午後5時、122円09~12銭)、対ドルで1.3108~3108ドル(同1.2994~2996ドル)。

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