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2013年3月8日金曜日

ドル急伸、95円台前半=中国統計で買いに弾み〔東京外為〕(8日正午)

8日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、中国の貿易統計を受けて買い地合いに弾みがつき、95円台前半に急伸した。
正午現在は、95円32~37銭と前日(午後5時、93円96~96銭)比1円36銭の大幅ドル高・円安で推移している。
海外市場で2009年8月以来約3年7カ月ぶりに1ドル=95円水準を突破した後は、オセアニア市場では利益確定の売りも出て94円70銭台まで伸び悩んだ。
東京市場に入ってからも、「期末の資金還流(リパトリエーション)などの売りが強まりやすい」(外為ブローカー)との見方や、米雇用統計発表を控えたポジション調整色が強く、95円近辺で上値の重い状態が続いた。
その後、2月の中国貿易収支が発表され、黒字幅が予想を大きく上回ると、世界的な景気回復への期待感が強まり、上昇に弾みがついた。
「最近の92~94円のレンジが、95円をはさむ水準に切り上がってきた感じだ」(GCIキャピタル・山岡和雅氏)との見方が浮上している。
半面、「今夜の米2月雇用統計が予想に比べ弱い内容にとどまれば、失望感からドル売りとなる可能性がある」(FX業者)という。
今週発表された米週間新規失業保険申請件数などの統計が、雇用情勢の改善を示す内容だったことから、市場はやや期待過剰になっているとの見方が強い。
午後は次第に警戒感が強まるとの観測もある。
ユーロは対円、対ドルで上昇。
ドラギECB総裁がユーロ圏経済の先行きに楽観的な見方を示したことを受け、ユーロ買いが強まった。
正午現在は、1ユーロ=124円81~85銭(前日午後5時、122円09~12銭)、対ドルで1.3091~3092ドル(同1.2994~2996ドル)。

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