2012年9月26日水曜日
円、77円台後半〔NY外為〕(26日朝)
【ニューヨーク時事】26日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、スペインの債務問題を背景にリスク回避の買いが入る一方、ドル買い圧力も強く、前日と同水準を推移した。
午前9時10分現在は1ドル=77円75~85銭で、前日午後5時比横ばい。
スペインの中央銀行は、同国の第3四半期の成長率が著しく鈍化するとの見解を表明。
これを受け、同国がいまだに支援要請に踏み切らないことも市場の先行き不安をあおる中、長期国債の利回りは6%台に達し、ユーロは対主要通貨で下落した。
一方で、円は相対的に安全な通貨としての買いを集めた。
ただ、前日にフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が量的金融緩和第3弾(QE3)の有効性について疑問を投げ掛ける発言をしたため、ドル買い圧力も根強い。
このため、円の対ドル相場は海外市場で強含みで推移したものの、当市場入り後には値を戻す展開となった。
ユーロは同時刻現在、1ユーロ=1.2850~2860ドル(前日午後5時は1.2891~2901ドル)、対円では同99円95銭~100円05銭(同100円30~40銭)。
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