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2013年1月15日火曜日

ドル反落、88円台後半=甘利氏のけん制発言で〔東京外為〕(15日午後5時)

連休明け15日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、甘利明経済再生担当相が過度の円安をけん制する発言を行ったことが嫌気され、反落した。
午後5時現在は1ドル=88円81~83銭と前週末(午後5時、89円04~08銭)比23銭のドル安・円高。
朝方の東京市場は、日銀の追加緩和観測でドル高が進んだ海外の流れを引き継ぎ、89円台半ばで始まった。
仲値にかけても輸入企業の買いで底堅く推移していたが、甘利経済再生相が閣議後会見で「過度の円安になれば輸入物価に跳ね返ってくる。
国民生活に悪影響も出てくる」と述べたため、一時88円60銭台まで売られた。
午後に入って89円近辺まで戻したものの、欧州勢が参加し始める時間帯には、再び甘利氏の発言が蒸し返され、88円80銭前後で推移している。
市場では、来週21、22両日の日銀金融政策決定会合を控え、「イベントリスクが意識され、上値が重い展開が続く」(欧州系証券)との声が聞かれた。
また、「一本調子の円安が終わり、売り買いがもみ合う展開になる」(大手邦銀)との見方もあった。
欧米時間には、12月の米卸売物価、同月の米小売売上高、1月の米ニューヨーク州製造業景況指数など米国の主要経済統計が予定されている。
米国の景況感改善が確認されれば、ドル円の下支え要因になりそうだ。
ユーロは対円、対ドルで値を上げて始まった後は、経済再生相の発言を受けて対円で急落した。
午後5時現在は1ユーロ=118円55~57銭(前週末午後5時、118円16~19銭)、対ドルで1.3347~3347ドル(同1.3271~3273ドル)。

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