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2013年1月15日火曜日

円、89円台前半=ユーロ一時120円台〔ロンドン外為〕(14日)

【ロンドン時事】週明け14日のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の追加金融緩和観測を背景に弱含み、1ドル=89円台前半を推移した。
午後4時現在では89円20~30銭と、前週末午後4時(89円00~10銭)比20銭の円安・ドル高。
東京市場は成人の日により休場だったが、アジア時間では一時、円は対ドルで89円60銭台と、約2年半ぶりの安値圏まで下落した。
対ユーロでも、2011年5月4日以来1年8カ月ぶりとなる120円台を付けた。
ロンドン時間入り後は調整局面となり、円はやや値を戻した。
ある市場関係者は、「1ドル=90円の水準ではオプション関連のドル売りがあるとされ、意識される節目の水準だ」と語った。
もっとも円安地合いは強く、「調整をこなしながら円は下落する」(邦銀筋)との声も聞かれた。
ユーロは午後4時現在、対円で119円25~35銭と前週末午後4時(118円80~90銭)比45銭の円安・ユーロ高。
対ドルではもみ合いとなり、1.3360~3370ドル(1.3340~3350ドル)。
ただ、アジア時間で一時は12年2月29日以来10カ月ぶりとなる1.34ドル台に乗せた。
ユーロ圏のマクロ経済は依然脆弱(ぜいじゃく)だが、債務危機に対する懸念の後退から買いが入っている。
前出の関係者は、「欧州中央銀行(ECB)の追加利下げがないとの観測を織り込み、ユーロは堅調となった」と話した。
他の欧州通貨では、英ポンドは1ポンド=1.6065~6075ドル(1.6120~6130ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9165~9175フラン(0.9120~9130フラン)。

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